素敵なウェディング作り
【二人がマイクを持つシーン】

ウェディングパーティの中でお二人がマイクを持つシーンは「ウェルカムスピーチ」「感謝の手紙朗読」「謝辞」の基本3シーンです。
主に新郎が話す2シーンはゲストに向けてのご挨拶ですが、新婦のそれは親に向けた手紙の朗読で内々の事ですので、ゲストの前で行うのは本来の宴席の趣旨とは反します。
とは言え、現在のウェディングパーティのスタイルが定着し始めた昭和の時代から、感謝の手紙のシーンは行われていますので、より感謝の気持ちを上手に伝える方法を考えて行きましょう。ネット上には沢山例文がありますので、それらも参考にされると良いでしょう。
目次
1,ウェルカムスピーチ
2,謝辞
3、新婦の手紙 基本編
4,新婦の手紙 アレンジ編
5,まとめ
エルセーヌ特集
ウェルカムスピーチ
以前「媒酌人 婚活の話し」の中で、パーティの中の媒酌人の役割についてお話しさせて頂きましたが、その中の1つに開演直後に話される「媒酌人挨拶」があります。その挨拶では
1、お集まり頂いたゲストへの感謝
2,無事に挙式が整い、夫婦になった事の報告
3,二人の生い立ちと馴れ初めの紹介
4,二人をよろしくと願い、結びとする
この様な内容でご挨拶されていたのですが、この媒酌人が居なくなった現在、「ウェルカムスピーチ」と「プロフィール紹介」がこれに代わっています。従って新郎のウェルカムスピーチの中には
1、お集まり頂いたゲストへの感謝
2,無事に挙式が整い、夫婦になった事の報告
3,パーティの趣旨
4,結びの言葉
を網羅されると良いでしょう。
尚、2の挙式報告は神前式が主流の時代背景があり、神前式には親族しか参列できなかった為に「式の見とどけ人」代表として挙式の報告が入っています。
現在の教会式や人前式は殆どのゲストも参列しているので、場合によっては割愛しても良いでしょう。
簡単に文例
1,開会のあいさつ
「本日はご多用の中、私たちの結婚披露宴にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。」
(「本日はお足元が悪い中~」「遠方よりお集まりいただきまして~」等を状況によって加えても良し)
2,挙式の報告
「私たちはさきほど当ホテル内チャペルにて式を挙げ、夫婦となりました。」
(「いま、その喜びと責任を実感しております。」or 「このような素晴らしい日を迎えられたのは、みなさまのおかげと感謝しております。ありがとうございます。」等を加えるのも良い
3,パーティの趣旨
本日は、日ごろお世話になっているみなさまに少しでも感謝の気持ちを伝えられればと、このような席を設けさせていただきました。
(「ささやかですが、お料理とお飲み物をご用意しましたので、お楽しみいただければ幸いです。」 等を加えるのも良し。また新婦がこの部分を話すのも良い)
4,結びの言葉
「限られた時間ではございますが、楽しい時間を過ごしていただければ幸いです。」
「式では指輪を間違えてしましましたが・・・」「お料理は私たちが試食をして決めたコースです。ご堪能下さい」「お料理とお飲み物をご用意しました。一緒に楽しみましょう」等、サンプルの定型文にお二人らしさを加えると良いですね。
新郎謝辞
本来謝辞はホスト側の代表が、お招きしたゲストに対してお礼を述べる物です。厳密にいうと「招待状」をどなたのお名前で出されたかに依ってホストの代表が変わるものです。
以前は「結婚は両家の結びつき」との認識で、両家ご両親の名前で招待状は出されたものです。従ってホストの代表は新郎の父親(養子縁組では逆)となり、謝辞を行う人となります。
しかし認識も時代に依って変わるもので、この様な認識も薄れており、父親に次いで新郎の挨拶も一般的になっています。
さて考えなければならない事は、「二人で同じ事を言わない」事です。
父親が「親」の立場でゲストに謝意を告げるのであれば、両家代表謝辞はこれで終わりにしなければなりません。新郎がその後に同じ内容を告げるのは不遜になります。
その為新郎は「結婚に対する決意」「新家庭の抱負」「親への感謝」等のテーマを持って話の構成をされると良いです。
構成は
1,導入
2、主題
3、結び
となります。
1,興し
「本日は、私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございます。このように盛大な披露宴ができたのも、ひとえに皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。」
(「スピーチや余興をしてくださった方々、会場スタッフの皆さま方にもあらためてお礼を申し上げます。」等を添えるのも良し)
2,主題
①、これからの生活には、さまざまな困難にぶつかることもあるかと思いますが、必ず〇〇さんを幸せにすることをここにお誓い申し上げます。(決意表明)
②、これからの生活には、さまざまな困難にぶつかることもあるかと思いますが、お互いに支え合い共に人笑顔の絶えない明るい家庭を築きます。(新家庭の抱負)
③、妻となる〇〇さんの様な素敵なお嬢さんを生み育てていたことに感謝申し上げます。必ず幸せにします。(親への感謝、新婦の手紙の様に自身の親に宛てた感謝も良し)
3,結び
「最後になりましたが、ご列席の皆さま方のご健康とご多幸をお祈りしまして、私たちふたりのごあいさつに代えさせていただきます。本日はありがとうございました。」
(「これから皆さまへの感謝の気持ちを忘れず、少しずつ成長してまいります。」等)
この様に謝辞と言う立場ではなく、「ゲストへの感謝」「新生活への決意や抱負」「両親、お相手両親への感謝」等、新郎の立場でご挨拶をされるのが良いでしょう。
新婦のお手紙 基本
新婦のお手紙は、おそらくネットの影響かと思いますが、ほぼ定型化されています。ここではこの定型文をご紹介します。
1,ゲストへの断わり
冒頭書きましたように本来の宴席の趣旨に反する事へのお断りとお許しを得る言葉で始めます。
「本日はご多用のところ、披露宴にご列席頂き、本当にありがとうございます。私事ではございますが、少しお時間をいただいて、両親への感謝の手紙を読ませていただくことを、お許しください。」
2,興し
両親やご家族に宛てて「今日まで育ててくれたお礼」や、「感謝」と伝え、思う気持ちを手紙にしたためた旨伝えます。
「お父さん、お母さん、今日まで大切に育てて頂き、本当にお世話になりました。今まで感謝を伝える事等した事がありませんが、今日は感謝の気持ちを手紙にしたためましたので、ここで読ませて頂きます。」
3,エピソード
父宛て、母当てに「心配」「迷惑」「喧嘩」「楽しい思い出」等のエピソードを交え、「当時の事への謝罪や感謝」を伝えます。ここは自身の両親と新郎両親に宛て3部作です
①、父親宛てエピソード
「私が中学・高校生のころ、私はお父さんとほとんど口をききませんでした。それなのに部活で帰宅が遅くたび、心配しながら待っていてくれたのに、生意気な態度をとったこともあったよね。大人になった今、お父さんがどれほど私のことを心配していたのか、よくわかります。たくさん迷惑かけてごめんなさい。心配してくれてありがとう。」
②、母親あてエピソード
「お母さん、お母さんは料理が得意で私の自慢のお母さんです。学生の頃にはお母さんが持たせてくれるお弁当を食べるのがいつも楽しみでした。」
③、相手の両親宛エピソード
「〇〇さんのお父さんお母さん、初めてお会いした時、家族の様にやさしく受け入れて頂きありがとうございました。未熟ではありますが、これからもよろしくお願いします。」
4,未来への抱負
やはり何かと心配であろう両親へ「幸せになります」と伝え、引き続き「よろしく」と絆を確認する事が重要です。
「私は今日〇〇さんと結婚しますが、いつまでもお父さん、お母さんの娘であることに変わりはありません。これからも、ずっと心の支えでいてください。」
(「お父さん、お母さんが教えてくれたことを胸に、これからふたりで温かい家庭を築いていきます。」等)
5、結び
結びは両親に宛てた展望も良いですが、やはりゲストに向けて締めが望ましいですね。
「最後になりましたが、会場にお集まりいただきましたみなさま、私たちの門出を多くの方々に祝福していただき、感謝しています。
この気持ちをいつまでも忘れず、2人で助け合っていこうと思います。これからもご指導のほどお願いいたします。」
新婦のお手紙 アレンジ
ある披露宴でこんなシーンに出会いました。
新婦は母子家庭に育ったようでした。パーティも終了間近、手紙の朗読に入りました。
手紙は型通りにゲストに向けて断わりを入れ、「お母さん、今日まで女手一つ、私を大切に育てて頂き、本当にありがとうございました」と、母親に向け手紙を読み始めて僅かな時間が過ぎた頃、新婦が手紙から目をそらし母親を見つめ数秒後、「かあちゃん」と叫んだあと手紙を握りしめ、母親への思いのたけを思いつくまま伝えていました。
手紙の構成はほぼ問題ないほど、定型文化されていますし、エピソードを思い起して感謝を伝える手法も良くできています。ただ、文章の内容がなんとなくよそよそしさを感じるのは私だけでしょうか?
言葉を普段使いで端的に気持ちが伝わる内容にアレンジされると良いと思いますし、内容はマイクロソフトワードでA41枚から1枚半程度の600字~1000字程度にまとめられると良いでしょう
まとめ
今回ご紹介しました「ウェルカムスピーチ」「謝辞」「新婦のお手紙」に関しては、ほぼ文書構成は定型文で確立されていると思いますので、個々のエピソードをうまくアレンジして作り上げれば良いでしょう。
リアル感を出すには、「日常使いの言葉」で構成するとより思いが伝わる事でしょう。
終わりに記念品は何をとお考えでしょうか?
「花束」「ウェイトドール」「フォトスタンド」色々あってお悩みかもしれませんね。
「3連時計」と言う物もご存じかと思います。本来は1本の木から切り取った素材から3枚の板を切り取り3連の時計を各家に置き、「同じ時を共有する」の意味合いがあるそうですが、インテリアの関係もあるので、腕時計で家族を関連付けて持ち合うのは如何でしょう。両親のお揃いでも、家族単位で揃えても良いかと思われます。腕時計を数種類お持ちの方は多いので、その中の1つとして持ち合うのは悪い話では無いと思います。
幾つかサンプルを載せておきます。
今日はここ迄。




