間違いだらけの式場探し

＜間違いだらけの式場選び＞

結婚の最大の.障害だったコロナが感染 症 法 分類２類から5類に引き下げられ、「さぁウェディングパーティ―」と意気込む方も少なくないでしょう。
では何から始めますか？
「漠然と「ネット」や「雑誌」で式場を探してみる
「出席した事のある式場」の後追いしてみる
「知名度の高い式場やホテル」を調査
さてさて、あまりに多いホテルと結婚式場の数に驚く事でしょう。

ウェディングパーティを行うポイントになるのは
「そこでどのようなウェディングパーティを作るのか？」ではないでしょうか？
その様に私は考えて言ます。

＜本末転倒の結婚式作り＞

では一般的にパーティ作りの準備は
・約4か月を使って婚礼の準備をコーディネーター（ウェディングプランナー）と進めます。
・基本的には打合せは４回から５回程度
・プロの司会者とのパーティ進行の打合せはパーティ予定日の４週から３週前

結婚式、披露宴で使うほぼすべての商品アイテムが決まった後に行います。

 https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3HA6QB+2SMA0I+4P5Q+BX3J6

おかしいと思いませんか？

大小イベントや宴会のプランニングに携わった方ならお分かりかと思いますが、
「イベント制作の段取り」は
・その内容と進行が立案され
・決まった内容に合わせ人と物を調達し、
・装飾を施し色々な演出で形づけるものです。

しかし婚礼は、プランナーと決めてきたアイテムを、披露宴進行に組み込んでゆきます。
故に婚礼進行が決まるのが当日を控えた1か月前、ここで新たな提案や進行に必要な映像や音楽の話しが飛び出して、
婚礼前日にかけてバタバタが始まるのです。

このような本末転倒な結婚式作りを起こさないように、式場選びは本番の結婚式をイメージしながら準備を始める事をお奨めします。 

「理想の結婚式場を探す5つのステップ」

ここでは式場を訪問する前に行いたい5つ段取りを紹介します。
物事の成否は「準備に8割」「本番2割」と言われ、婚礼はその成否の５割が式場で決まるとも言われています。
そう「事前準備」に重点を置き、意中の会場を探す準備を始めましょう。

１、披露宴を挙げる「動機の確認」

２，結婚式スタイルを考える

３，大まかな予算を決める

４，特別な拘り（ある人ノミ）

５，式場のリストアップ

「結婚式」「披露宴」の定義

その前に「結婚式」と「披露宴」にはそれぞれ行う定義があるとされていることをご存じですか。

簡単にご紹介します。

「挙式」

これはそれぞれの「結婚することへの意思を確認」するための「儀式」とされています。

そう、「儀式」であるから「神前式」「キリスト教会式」「仏前式」等の宗教の作法に準じ、
夫婦となる意思を確認します。
そして最近認知度が高まってきた「ゲストに向け」意思確を行う「人前式」も重要な式です。
これが「結婚式」です。

「披露宴」

披露宴は二人が結婚した事を広く「告知」するために開かれる「うたげ」とされています。

そう、結婚式と披露宴はお互いの変わらぬ愛を確認し、その誓いを以て、親しい知人に「夫婦になった事」をお披露目する事を目的に行われてきたのです。

前置きが長くなりましたが、式場選びのステップ１は「披露宴のイメージ作り」のお話です。

 

目次
1，「step１「なぜ結婚式を？」動機の確認」
2、動機１　子供の頃からの夢
3，動機２　友人の結婚式に誘発されて
4，動機３　親や家族に奨められて
5、動機４　日本の習慣
6、動機５　節目の決起
7、動機のまとめ

step１「なぜ結婚式を？」動機の確認

新婦となるあなたへ質問です　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【結婚式、披露宴を開こうと思い立った動機を教えてください】

• 子供の頃からの夢
• 友人の結婚に触発されて
• 親に奨められて
• 日本の慣例だから
• 節目の決起

この披露宴を行う「動機」によって、
・式場の選定、
・挙式スタイル
・披露宴のスタイル、
・披露宴の規模、
・お招きするゲスト等が大きく変わってくるのです。
つまり式場探しのstep１は、「なぜ結婚式を挙げようとしたか」この動機に付いて考えます。

動機１　子供の頃からの夢

この夢を叶えようとするお二人は、「結婚式・披露宴」を提供するために作られた施設を選ぶケースが多いですね！
子供の頃からの夢作りには「オリジナル」に特化した披露宴を作る方が多く見受けられます。
ゲストの多くは友人が中心の、比較的大型の披露宴が多い様です。

これらの披露宴では、

• アラカルトメニューから料理をチョイスし、オリジナルのお料理コースを作る、
• オリジナルデザインのウェディングケーキを作る
• 手書きの席札、手作りウェルカムボードなど、手作り感MAXの結婚式・披露宴を作ります。

そのアイテムやグッズは、「式場用意のアイテム」「雑誌やネットから購入したアイテムをオリジナル加工し、
パーティを彩り、「オリジナルウェディング」を作り上げます。

この披露宴のメリットは
子供の頃からの思い描いた夢作りの楽しみがあり、当日も非日常の一日を楽しめます。
人生の中でも大切な1日になる事でしょう。

デメリットは
準備が大変、
費用も膨れ上がってくるので予算オーバーになる事が多いでしょう。

対象施設
大型シティホテル
大型専門結婚式場、
邸宅型結婚式場
ヴィレッジ型結婚式場、
リゾート型結婚式場等
(本来もう１つのカテゴリーとして「リゾートウェディング」も加えるべきでしょうが、
リゾート地として良く上がる軽井沢や、
海外挙式のハワイやグアム等のリゾート地で挙げる結婚式は、これから紹介します「式場探し」とは手続きが変わりますので、
「魅惑の海外挙式をJTBで」で紹介します。）

動機２　友人の結婚式に誘発されて

ご友人の結婚式に参列して、改めて「結婚式を挙げよう」との思いに至った方々ですね。
この動機の方はそもそも結婚式への思いがあった方で、ほぼ「子供の頃からの夢」を動機とする方に準じ、
結婚式へ参列した事でこの気持ちが高揚した事が動機となりますが、結婚に対する思い入れは前者ほど強くは無いで様ですね。
とは言え、ご友人の結婚式よりも「良い披露宴」を目指しますので、必然的に完成度は高まります。
大きく違うのは「決して友人と同じ式場を使わない事」
そしてそれほど「オリジナル」にはこだわらない事です。

選ぶ施設もほぼ前者と同じ
対象施設

• 大型シティホテル
• 大型専門結婚式場、
• 邸宅型結婚式場、
• ヴィレッジ型結婚式場、
• リゾート型結婚式場等

メリット、デメリット共に上記とあまり変わらないと思います。

 

動機３　親や家族に奨められて

基本的に「体裁」重視、又は「地域特性に習う」披露宴が多いようです。
パーティ内容は比較的オーソドックスなものが多く、二人らしいアイテムも取り入れますが、
あまりオリジナリティにはこだわらないようです。
準備にあまり手間をかけずに済む「無難」な結婚式を行うため、
・例えばお料理も先のオリジナルコースではなく、お奨めのコース料理の用意された式場を選び、
・印刷物やお花などセットプランが用意されている施設を使うケースが多い様です。
・披露宴を準備する上での商品の選択が容易
・パッケージされた商品プランも数多く用意されている、結婚式場が好まれるようです。

ゲストも親類関係、会社関係のゲストが多く、友人を含め3等分に分けられるような披露宴になるケースが多くが、比較的大型の披露宴が多いようです。
また地域によっては親類、それも叔父叔母祖父母は勿論、従妹なども一同に招待する地域もあります。
これら地域特性のある披露宴は大型になります。

この披露宴のメリットは
ある程度決められた形が有るので、手間いらずで失敗がなく、落ち着いた披露宴になる
また親掛りの場合、費用の支援が受けやすくなる。

デメリット
親の意見や考えが介在しやすいため、思うように進みにくい場合がある。
また規模が大きくなると費用の面で高額になりやすい。

 対象施設

• 知名度の高い大型シティホテル
• 老舗の大型専門結婚式場
• 老舗の料亭

等を使われるケースが多いようです。

動機４　日本の習慣

動機で一番多いのが「日本の習慣」として婚礼を考える方なのではないでしょうか。
特に大きな拘りは無く、まずは予算面を重視し、その中で最高の結婚式をと考えるケースが多いようです。
予算の中でいろいろなスタイルの披露宴を考えながら進めてゆくので、スタンダードからオリジナル迄、
あらゆる披露宴スタイルを凝縮しているようです。 

使われる施設も様々で

• 中小シティーホテル
• 専門結婚式場
• 半官半民の公共施設（郵便貯金、簡易保険、厚生年金等の施設）
• レストラン
• 互助会系列
• 地域行政結婚式場（〇〇市民会館結婚式場、〇〇文化会館結婚式場等）

など様々。

招待客はやはり3等分にご親戚、会社の関係者、ご友人が多いようです。

メリット、デメリットは上記3種に準拠します。

動機５　節目の決起

とても定義が難しいのですが「節目の決起」「けじめ」「約束」「家族のお披露目」等、二人が決めた定義を元のパーティだとお考え頂き
あまり難しく考えないで下さい。
様々な「考え」「事情」「時期」「目的」などによって、過去の慣例に捕らわれず、結婚式、披露宴が行われるようになりました。

代表的な物として、

• すでにお二人のお子様が誕生しており、家族3人のお披露目パーティ
• マタニティ婚、
• LGBTの方々の結婚式
• 親への感謝祭（子育て卒業式）
• 思い出や趣味などをテーマにした披露宴
• 披露宴を挙げていない両親との合同結婚式、

今やLGBTの方々の結婚式も増え、受け入れ態勢を整えた式場も増えている様です。
これらのパーティは、その発想によって場所、規模、予算などはまちまちで、
施設もホテル結婚式場、レストラン、イベントスペース、リゾート地の施設、海外等何でもあります。

メリットは最高の満足が得られるでしょう。
デメリットはあまり見受けられません。
おそらく「目的」を明確にしているため、それに見合うパーティを計画するからだと思います。

動機のまとめ

式場選びの第1歩は、ご自身が作り上げたい披露宴をイメージすることです。
そう「披露宴作り」は「夢を形」にする作業なのです。
ここでは漠然と「披露宴のイメージ」「披露宴の規模感」「目的の式場の大まかなジャンル区分」程度を思い描いてください。

次に重要な点として、新郎となる相手の動機も確認して得ください。

• 子供の頃からの夢？
• 友人の結婚に触発されて
• 親に奨められて
• 日本の慣例
• 二人の決起の為
• 新婦の為

お二人の間で「動機」や「目的意識」に大きくずれが生じると、「披露宴」当日までに幾度となく衝突が起きる可能性がありますので、認識の調整が必要です。

最近はお相手の新郎もノリノリで一緒に準備を進められるケースが増えておりますが、特に男性の動機が「新婦の為」「親の為」と考える場合、「相手任せ」「投げやり」になるケースが散見されます。動き出す前に披露宴のイメージを共有してください。

新郎となる貴方、最初にご忠告申し上げます。その真意の程はともかく、披露宴準備中に言ってはいけないNGワードがあります。

NGワード

「君の好きにして良いよ」

「君に任せる」

多くの場合、相手の思いを叶えて上げるつもりで発する言葉ですが、その実相手に不信感を抱かせています。相手に判断を仰ぐ多くの場合「一緒に決めたい」と考えているからです。どんな考えがあっても相手任せは禁物です。ただし相手が「これにして良い」や「こっちにしたい」と意思表示をしたら、この時は男気を出して任せて上げるとよいでしょう

大枠でお二人の開催する披露宴（パーティ）のイメージはできましたか？次回はステップ２、「挙式」についてのお話です。挙式は驚くほど多様化が進んでおります。そして選択する挙式によってお二人の着る「式服」も関連付けされます。そんなあれこれが式場選択の重要な一つです。参考にしてください。

それでは今日はここまで、