
如何ですか?ここまで来ると、大まかに自分たちが婚礼を挙げる式場イメージと、それに伴う大枠での予算も決まったのではないでしょうか?パーティ会場のイメージ、挙式スタイルと施設のイメージ、客単価と組単価、これらが決まる事で一気に式場が絞り込めます。
1、披露宴を挙げる「動機の確認」
2,結婚式スタイルを考える
3,大まかな予算を決める
4,特別な拘り(ある人ノミ)
5,式場のリストアップ
その前に、式場選びの4つ目のstep「特別な拘り」について触れておきます。
step4 特別な拘り

実は「特別な拘り」に、あまりこだわらなくてよいのです。打合せが始まるとコーディネータとの間でこんなやり取りが交わされます。
「どのようなパーティをお考えですか?」
「アットホームで楽しいパーティ」
「何か拘りはありますか」
「特別ありません」
ここから宝探しの様な「拘り探し」が始まります。何故このような事になるのでしょうか。
バブル崩壊以降、型にはまった「定型ウェディング」を嫌う若者がホテルや結婚式場から飛び出し、他人とは違う「オリジナルウエディング」掲げ、レストランやクルーザー、その他あらゆる施設で結婚式を挙げだします。これを憂慮したホテルや専門式場が合言葉のように使いだした問い掛けが「どのようなパーティをお考えですか?」、使命とされたのが「オリジナルウェディングの提案」。それ以降コーディネーターが「オリジナルウェディング」を提案する事が常態化し、オリジナルウェディングになる「テーマ」を探すわけです。
さて、お二人に拘りが有ればよいのですが、無いとなると例えば親子関係やゲストにお子様がいないか等身近なゲストでストーリーを作るような形で、「1つのテーマでパーティ」を作り上げてゆきます。キーワードは「ゲスト参加型ウェディング」。親子関係なら感動を生むストーリーを、お子様ならシーンを和やかにするシーン作りを提案してきます。このように作られるオリジナルウェディングの提案が純粋な物なら良いのですが、式場によっては「社内コンペ」として提案力を競わせるレースになっているケースもあるようです。もはや本末転倒、主体は何処にあるのでしょうか?
この様な風潮に特に対策する必要はありませんが、まだ挙式日までには時間が有るので、お二人共通の例えば趣味、スポーツ、旅行などの思い出の地や音楽等をテーマのウェディングをお考えになるとパーティ全体がまとまりやすくなります。そんなアディアの活かし方は、「パーティ作り」の中で紹介します。
step5 式場のリストアップ 1
いよいよ式場選びに動く段階に来ました。ここからは意中となる式場へアプローチが始まるわけですが、このアプローチ方法を間違えると得られるサービスが受けられない事もあります。私が発信する注意事項にはご留意頂ければと思います。
【注意事項1,いきなり会場を訪ねてはいけない】
以前は飛び込み来訪はwelcomeでしたが、訪れる新規ゲストの多くは土日祭日に集中し、該当する土日祭日はもれなく婚礼が施行されているので十分な案内が出来ないとの反省を元に、現在では多くの式場で新規内覧も「完全予約制」を行っています。式場を訪ねる際は必ず「予約」を行ってから訪問する事。飛び込みには丁寧な対応は望めないとお考え下さい。
【注意事項2,アポイントの一本化】
式場が最初にお二人の「内覧申し込み」を受けるプロセスに依って、提供できるサービスが異なります。代表的な例で、ある結婚式場訪問後ご友人が該当結婚式場の従業員で有る事を知り、その友人を通じて改めて内覧を申し込んでも「自主訪問が先」の為、「従業員紹介案件」からは除外され、特別なサービスは得られません。会場への内覧申し込み方法は複数あり、その方法に依って特別なサービス特典が設定されているケースも少なくありません。この後から紹介する複数のアプローチ方法も、その中から「これ」と思うアプローチ方法が決まったら、それ以外の手段を行わない方がお二人の利益になると思います。あれこれ色々な手段で特定の会場へアプローチはお掛けにならないようにご注意ください。
【式場訪問までの5段階 】
- 1,有望式場をリストアップする
- 2,リストアップした候補施設を絞り込む
- 3,訪問(新規内覧)予約をする
- 4,会場内覧に出向く
- 5,契約と進めてゆきます。
第1段階Ⅰ 有力式場をリストアップする
それでは式場のリストアップ方法からご説明しましょう。これももいくつかの手段があります。
- 雑誌からリストアップする
- ネット情報からリストアップする
- 式場紹介サービスのカウンターを訪ねる
- 式場関係者から紹介を受ける
【雑誌からリストアップする】
結婚のバイブルと一時言われておりました「ゼクシー」や「コンパルウェディング」等で式場探しを行う方法。婚礼専門の月刊誌は複数出ており、以前はゼクシー等の情報誌は3か月程度の連続購読が推奨されていました。理由は特集記事が3か月程度で繰り返される等、実しやかに噂されたからだと思いますが、実際に一定期間購読しますとトレンド情報や会場紹介記事の大小でその勢いなどが読み取れますので、雑誌の購読をお奨めすると共に、ここから該当式場をリストアップします。
【ネット情報からリストアップする】
雑誌と同じ企業がネットでも情報公開をしております。ネット検索ですと、これと思う式場のHPへも飛べるのでより深い情報収集が可能になりますが、冒頭ご紹介しました通りいきなり式場へのアプローチは避けた方が避けられた方が良いです。ネットサイトで有効なアプローチは「ブライダルフェアー」へ参加。一般に「ブライダルフェアー」は2種類あり、1つは既予約者の為に開催される商品説明会、もう一つが新規顧客の為の内覧会。ここで言うブライダルフェアーは勿論後者です。このフェアーは新規のゲストをお迎えして誓約を取ろうと施設側が考えているので、料理やデザートのプチ試食やお土産の用意等、あれこれとサービスを用意しています。
【式場紹介サービスからリストアップする】
このサービスは無料で式場を紹介するサービスです。代表的な企業は
- 「結婚STYLE」
- 「マイナビウェディング」
- 「ブラナビプラス(九州地方)
ネット上で大きく式場紹介サービスを行っています。簡単なアンケートに答える事で、数会場をリストアップしてもらえますので、式場のリストアップから絞り込み迄簡単に行えます。
また「ハナユメ」「マイナビウェディング」は主要都市の駅などにサービスカウンターを用意しており、対面で式場探しを手伝ってくれます。通勤の途上や会場のリスト化に苦慮されているようでしたら、気楽にカウンターを訪ねてください。また「ハナユメ」では独自でブライダルフェスタを開催しています。このブライダルフェスタは「合同会場説明会」の要素を含むイベントで、選抜された式場コーディネータが説明用のブースを構え、自社会場の紹介を行い、ドレスショーや指輪の販売等知りたい情報を満載のイベントなので、お二人で参加されるのも良いでしょう。楽しい1日なると思います。
【式場関係者からの紹介】
多くの式場では独自の販促として関係者を対象に「紹介に依る誘致」を行っています。従業員は勿論、出入り業者、パート.アルバイトスタッフなど式場に出入りする多くの関係者からの紹介には、明確な特典を付けています。先に婚礼は60種類の商品集合体と話しましたが、これらの賞品を用意するためには数倍する業者が式場に商品を納入しています。案外身近なところに式場関係者はいらっしゃるかもしれません。他にも婚礼卒業生からご自身の挙げた結婚式場を紹介してもらう方法です。当然知人紹介ですのでプラスの付帯サービスが付いてくるので待遇面を見てもお勧め。会場は限定されますが、関係者や結婚OBの知人がいれば、候補に挙げても良いでしょう。くどいようですが、紹介を得る前に「下見に行ってはいけません」
第1段階Ⅱ カテゴリー分けしてターゲットを絞り込む
選択要素として式場、会場等を「カテゴリー分け」した中から、意中の式場を探し出します。
【挙式場の絞り込み】
- 専門式場での 「施設内式場」又は「独立型式場」
- ホテルでの 「施設内式場」又は「独立型式場」
- 神社に独自に申し込む
- 神社タイアップの専門式場
- 神殿設置の専門式場
- 神殿設置のホテル
【施設別「利点と欠点考察」で絞り込み】
1,ホテルの魅力と欠点

メリット
魅力1 All-in-oneである事。ホテルは式場、宴会場、控室、美容室、生花店、宿泊施設、レストラン、ラウンジ等、何でも揃っている場所です。そしてホテルは多くのゲストも使い慣れている場所です。地方からゲストをお呼びする必要がある場合には便利です。
魅力2 宴会場は多目的ホールです。ホテルの宴会場は冠婚葬祭から政治関連の集まり、会議にも使われる場所の為、過度な装飾はされておらず、披露宴も意に沿わない色付けはなされていない為、パーティに色付けはなされていない。人によってはこれがデメリットと考える人もいます
魅力3 豊富な料理。基本的には和食、フレンチ、中華のお料理メニューが揃っているのもホテルの魅力です。
デメリット
欠点1,ホテルの唯一最大のデメリットは花嫁がそこここで鉢合わせをする事でしょうか?大手の人気会場ではチャペル2つに神殿等挙式場を複数備えており、最大1日の婚礼件数32組などとなると、同じ時間帯に3件の挙式を行います。加えて大きなガーデンで記念撮影ともなると、ロビーにガーデン、館内移動導線上で花嫁さん同士が鉢合わせする事も少なくありません。ネット上で「ホテルは高額費用」と書かれていたり、日系ホテルと外資系ホテルとの差をデメリットに挙げる説もありますが、格付によって差が出るのは何もホテルに限ったことではありません。
2,専門結婚式場の魅力と欠点
魅力1 婚礼に特化した施設。施設自体が婚礼に特化していますので、「非現実的な世界」を作り上げています。式場によってはバンケットごとにテーマを設け、それに従った装飾をしていますので、気に入ったバンケットが有れば夢やイメージがどんどん広がります。
魅力②2 花嫁本位の設計。それまでは「美容室」に出向き美容や着付けを行ってきたお仕度が、「ライズルーム」と呼ばれる花嫁専用のプライベートルームでメイクから着付け迄すべて行える施設を作ったのも専門式場です。これにより準備のための移動が無くなると共にプライベートルームなので,他人に気兼ねなくカメラマンも入り込んでお仕度風景なども自由に撮影できるようになっています。
魅力3 花嫁中心のオペレーション。花嫁同士が遭遇しないようにオペレーションを徹底している施設が多い点も魅力です。インカムを付けたオペレーションも専門結婚式場で早くから取り入れたシステムです。
デメリット
結婚に特化した施設ですので婚礼施行に於けるデメリットはほぼ見当たりません。費用が高額になり易いとか、公共交通機関から離れたロケーション等をデメリットとして挙げるコメントを散見しますが、ホテルでも触れた金額は「客単価」で触れたように,
自身のプライスゾーンが分かっていた上での施設なら問題はありません。アクセスの悪さはそこに作った理由があります。公共交通機関から離れていればシャトルバスがの定期的運行がされておりますので問題にはならないでしょう。
3,ゲストハウス(邸宅ウェディング)
施設を1日借り切っての言わば「仮想マイホームウェディング」を行う訳ですから、準備、装飾などありとあらゆるものを自身の手で進める必要があります。大変ですし予算も高めになります。もちろん会場にはコーディネーターをはじめお手伝いをするスタッフはおりますし基本的な装飾も施されていますが、それに満足しない方がここでのウェディングを選ばれるわけですので、準備が大変、費用が高額になる事等織り込み済みのはずです。従ってメリットとデメリットが表裏一体であるとお考え下さい。
4,レストラン
魅力1 料理が美味しい。そもそもレストランはオーダーに応えて調理を始め、料理を提供するお店です。原則下拵えはしますが、作り置きはしないので出来立てのお料理が提供されます。その為お料理が美味しいと言われています。(誤解の無い様に、今や美味しくないお料理を出す婚礼施設は淘汰され、ほとんどなくなりました。あくまでも調理プロセスの違いが料理の味に影響しているとの説です)
魅力2 アットホーム感が出せる。レストランのテーブルは基本2人から4人掛けが多く、カップルかファミリーを想定した比較的小さいテーブルで構成されています。これをウェディングにも使用しますのでテーブル自体が小さく、且つテーブル間も近いため、良い意味でゲスト間が狭いので、会話が弾みやすく一体感が生まれやすい環境が、アットホーム感が演出されると言われています。。
魅力3 低予算が見込める。婚礼に必要な物を用意している婚礼に特化したレストランもありありますが、ここで言うレストランは通常レストラン営業をしている施設の事ですので、費用の大半がお料理に関わるものだけですので、低予算で済みます。(お料理単価で考えると高額なお料理になります。
デメリット1 無い物が多い。式場、衣装美容、装花、カメラマン、等すべて自身で調達する必要があります。
デメリット2 施設装備品も補強を。音響設備、ヴィジュアル設備なども簡易的な物が多く、PAのや映像を放映するためにプロジェクターを持ち込み、スクリーンを設置する必要も生まれます。
それ以外の絞り込みカテゴリー
【予算と口コミで絞り込む】
- 1,OBの口コミからかかった費用、料金アップの原因等を参考とする
- 2,OBの会場評価と星の点数を参考にする
- 3,ゲストの会場評価と星の点数を参考にする
オリコン等のオフィシャルランキングは、多くの会場が評価を上げるための努力をしておりますので、馬鹿にできません。評価の高い会場はそれなりのグレードを保持するために多方面にわたり努力をしています。「好感度」「ホスピタリティ」「接客態度」等に高いポイントを獲得している会場は、お招きするゲストから喜ばれると思います。会場紹介のサイトの評価は何らかの意図が働いているため当てになりませんが、評価コメントを掲載しているサイトの「招待客」が投稿する個別評価の「接客態度」「料理のグレード」「印象」「演出」等は客観的に評論されていますので、式場選びの参考になります。
【日取りを選ぶ】
1,季節で選ぶ、
婚礼に適した季節はやはり4月5月6月の春と9月10月11月の秋になります。春も秋もお彼岸が明けた頃からシーズンが始まります。ジューンブライドと言いますが、6月の花嫁は幸せになれるとの言い伝えや、ギリシャ神話に登場する神主ゼウスの妃で、結婚や出産を司る女神「Juno(ジュノ)」が守護する月が6月(June)との説がありますがこれはヨーロッパでのお話。日本では「梅雨の季節」と「衣替えの時期」になる為、適切な時期ではありませんが、5月のゴールデンウィークでの婚礼は少なくなっていて、その反動か5月後半から7月上旬までが春シーズンのピークになっています。年末はクリスマスイブまで婚礼は行われています
2,六輝(六曜)で選ぶ
大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅でその日の運気を表すと言われ、「三国志」に登場する軍師「諸葛孔明」が戦術に使ったと言われています(俗説)。一般的には大安・友引が結婚には良いとされ、赤口・仏滅は良くないとされてきました。従って赤口・仏滅の婚礼施行数は少ない為、各式場「仏滅パック」の様な割安プランを設定している式場も少なくありません。やはりバブル期あたりまでは六輝に左右されておりましたが、近年このこだわりも薄れて来ており格安パックを使う方も増えております。
3,特定日を選ぶ
特定日の多くが誕生日。新郎や新婦などの誕生日に結婚を設定したり、何かの記念日に結婚するケースは多いですね。いい夫婦の日(11月22日)は不変の人気ある特定日です。この日以外に10月の体育の日や11月3日の文化の日なども人気が高いです。総じて秋は好天の日が多く、文化の日などは晴れの得意日だったりするせいか、人気が高いですね。(ここ数年台風が来たりして大荒れの年もありましたね)
4,割安プランを選ぶ
OFFシーズン(1月2月8月)プラン、仏滅プラン等一昔前までは嫌われていた六輝や季節を敢て選ぶ事で、費用を抑える事も賢い選択です。
この様にして選出するターゲット会場を5会場程度リストアップすると良いでしょう。
またチェーン展開をしている企業では、施設を巡回するフェアーを展開しています。 さあリストアップが出来た会場訪問に向けアポイントを入れましょう。
今日はここまで




