始めに先のブログで紹介しました「式場選びを行う5つのstep」を再確認しましょう

1、披露宴を挙げる「動機の確認

2,結婚式スタイルを考える

3,大まかな予算を決める

4,特別な拘り(ある人ノミ)

5,式場のリストアップ

前回のブログでは「結婚式のスタイルを考える」をご紹介させて頂きました。

結婚式の「スタイル」と「施設」の確認、共有はできましたか?

それではstep3,大まかな予算を決めるへ、話を進めます。

step3 大まかな予算を決める

ここでは婚礼にかかる費用の分析を行います。婚礼の平均的な費用は、60名規模で300万円~500万円程度がかかります。個人消費としては大きな支出です。そしてその支出の指標となるのが「見積」になりますが、結婚式での見積に「初期見積もり」と「最終見積もり」が存在します。これは周知の事ですが、実際に直面しますとその差に愕然とするお二人がいらっしゃいます。

何度も言いますが、準備なしで物事を進めれば、最終見積もりに愕然とするのは当たり前の結果です。「初期見積」と「最終見積もり」の仕組みを理解し、お二人独自の指標単価を仮設定し、ご祝儀相場から収支予算を立て、最終見積もりに加算されそうな商品分析を行い、全て「想定通り」の予算で当日が迎えられる様、準備を進めましょう。

メニュー

  • 初期見積りと最終見積り
  • お二人の指標「組単価」と「客単価」
  • ご祝儀収入と自己負担
  • 見積の分析
  • 費用対策(全額前金対策)

初期見積と最終見積もり

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「初期見積」は会場訪問時に提出される「見積」の事で、新規で会場を訪れた際に会場説明と同時に行われるお二人の情報収集(ヒアリング)をベースに、その施設で結婚式、披露宴を行う費用見積が算出されます。これが一般に言われる「初期見積」で、契約時の予算案となります。

以前は最低予算ギリギリで作られた初期見積と、最終見積もりのギャップがあまりにも大きかったためこの初期見積に疑問が呈されていましたが、最近ではかなりリアルに「初期見積もり」を算出する式場が増えております。とは言え最初から個人差がある「最大MAX」の見積は必要ない為、初期見積は該当会場で挙式・披露宴を行う為に必要な「最低料金」だと考えて良いでしょう。これは営業戦略的に「安さ」と「魅力」を見せるため、練りに練った上で作り上げた物ですので、決して偽りの見積ではありません。贅沢を言わなければこの予算で結婚式は出来ますが、打合せを進めてゆく段階で付帯的な商品の案内が次々増えてゆき、これらを追加する事で50万円から150万円程度の予算アップが発生します。これが「最終見積もり」と言う事になるわけです。

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冒頭にも書きましたが「想定の範囲」である予算オーバーに、何ら対策をしていなければ結果は明らかです。それには初期見積もりに加えられた商品が置かれているプライスゾーンを確認する事です。例えば昔風にお料理を松.竹.梅に分けられているとして、見積にはプラスゾーン最低の「梅」を載せるのが一般的です。仮にこれを「竹」にアップするとゲスト1人分のお料理単価が5千円アップするとします。ゲスト60人をお呼びすると30万円アップになします。このように最低ラインを少しずつ上げてゆくことで150万円程度に料金がアップされるわけです。

まだ手にしていない見積に対してどのように対策するのか?それはご自身の数値指標を明確にする事、合わせて大まかにでも収支計算を行っておく事、この準備を行った上で、式場を探せばよいだけです。

それではこれらかかる「費用」の決め方を解説します。


二人の指標 組単価と客単価

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式場の決定事項の中でも大きな要素を占めるのが「予算」です。先に記した様に初期見積と最終見積もりの差に、予定した予算を大きくオーバーすると言った事例も少なくありません。なぜなら婚礼は「60種類の商品集合体」等と言われ、選択する商品によって予算は大きく変動するからです。

まず手始めに大手のネット情報を確認してください。数ある情報の中に「結婚済みOB」の投稿で「初期見積もり」と「実際にかかった費用」の対比と、何に追加費用が掛かったか等のレポートが載っているサイトが有るので、複数会場の見積動向を確認してください。これは予算を決める際の重要な参考データになりますので注視してください。。

さてこれらの費用分析方法として「2つの用語」を覚えてください。これは業界で運営指標と結果分析に使われる業界用語で、「客単価」と「組単価」の2つ、まずこの用語を理解しましょう。

【組単価とは】

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単純に1件の結婚式披露宴にかかる「総費用」の事です。

例えば〇〇結婚式場の100人規模のお部屋「〇〇の間」での「目標組単価」500万円に設定し、これを指針に結婚式場の営業活動が行われたりします。その為、仮に〇〇結婚式場の高砂野間でゲスト80名で予約をしますと、人数を限りなく100名までアップ、総予算500万円にするよう働きかけられます。

組単価はこのような使われ方がなされるもので、目標数値に近づけるためコーディネーターは「人数アップ」「お料理単価アップ」等を勧めてきますが、事前に決めた人数と暫定予算が有れば、ブレる事がありませんね。。

【客単価とは】

「総費用」を「列席者総数」で単純に割った数字です。

500万円かかった費用を100人で割ると「客単価5万円」という数字が出ます。

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この客単価はステータス指標的に扱われており、俗に「1流」と言われる式場はこの客単価が高額になっており、結婚式場はそのコンセプトやターゲット層に合わせて「客単価」を決め、数多い式場の中で自社会場の位置づけを図ります。

例えば同じ60人をお招きする結婚式でも、その総費用が350万円の式場もあれば500万円の会場もあります。これを客単価で比べますと58,333円と83,333円となり、ステータスの差が分かります。この客単価を用いてお二人が安心して婚礼を上げられる会場を絞り込んでみましょう。

想定予算÷想定招待ゲスト人数=客単価。会場選びにこの「客単価」を用いる事で(仮に想定予算400万円÷想定招待ゲスト人数60人≒客単価66,700)が算出できます。次にネットで公表された予算を参考に、お二人に見合ったステイタスの式場がリストアップできると思います。客単価を算出する「ゲスト人数」はある程度決めていると思いますが、もう1つの「婚礼予算」はまだ漠然としているはずです。

次に「婚礼」の「予算組み」です。

ご祝儀収入と自己負担

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日本人の道徳心は「ご祝儀は充てにしない」的な考え方が心底にありますが、ご祝儀は重要な収入源です。ではお祝いとして渡されるご祝儀の相場はどのように考えるべきでしょうか?

このご祝儀は地域的に差があり、一概にいくらとは言えないものですが、概算だけは立てておきたいものです。基本「割り切れる数字」は縁起が悪いとされ、偶数のご祝儀は忌み嫌われるので2万円4万円はではなく、3万円から5万円が一般的と考えられます。

逆に参加するゲスト側の考え方はどうでしょう。一般常識として、平均的なF&B(料飲)費用は約19,000円、引き出物等のお土産費用は約6,000円、概ね25,000円が「受けるおもてなし」に使われる費用とされています。従ってお呼ばれしたゲストの最低マナーとして、ご祝儀3万円以下は大変失礼な話となるわけです。1人での出席は3万円、夫婦なら(引き出物は1人分です)5万円が最低となるわけです。

1,3万円が見込めるゲスト

   友人、会社の部下同僚から直上上司、独身の従妹、叔父叔母(単身での参加)

2,5万円が見込めるゲスト

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   兄弟、勤務先経営陣(役員や社長)などの単身は5万円程度、(夫婦での出席は7万円~10万円程度が見込めます。)

3,10万円が見込めるゲスト 

  祖父母は単身でも10万円程度見込めますが、祖父母に関しては夫婦でもこの金額になるケースが多いようです。

平均値も様々な算出方法がありますが、ザックリ35,000円程度で考えると良いと言われています。(北海道や沖縄の会費制は外しています)

  • 平均値で考える予算

ここでは一般的に言われている「列席者人数」に対する「平均費用」をベースに、「予想ご祝儀収」を差し引いた「自己負担」を一覧にしました。この段階では想定ゲスト人数に対する「費用収支」と「客単価」を確認する程度で良いです。

(ネット上の複数情報の平均 端数切捨て)

人数平均費用客単価ご祝儀収入自己負担
10名90万円90,00035万円55万円
20名135万円67,50070万円65万円
30名190万円63,000105万円85万円
40名250万円62,500140万円110万円
50名300万円60,000175万円125万円
60名330万円55,000210万円130万円
70名380万円54,300245万円135万円
80名420万円52,500280万円140万円
90名460万円51,000315万円145万円
100名490万円49,000350万円140万円

【ここで試算】

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まず婚礼予算を試算しましょう。「自己資金」これには婚礼用支度金、親からの援助金、借入金等、現段階で婚礼に使う予定の総額。次に「ご祝儀収入」、想定ゲスト人数×35,000円で算出した金額を自己資金に加えてください。この総額をゲストの人数で割り、お二人の暫定客単価を決めてください。

(婚礼支度金+援助金+借り入れ+ご祝儀収入)÷ゲストの人数=客単価。この客単価が「お二人の重要な指標」の1つになります。

先に「客単価」はその会場のステータスと言いましたが、ネットにある最終見積もり(かかった総費用)の客単価が二人の予算と同等なら、そこの会場で大きな予算オーバーは無いはずです。(当たり前ですが式場で「客単価は?」と聞いても企業秘密ですので教えてくれません。ご注意を)

見積りの分析

約70名のモデル見積から費用を分析しましょう

挙式会場費(神殿・チャペル等)195,000
披露宴会場費 295,000
装花費 250,000
衣装.美容 850,000
演出(司会者・音楽商品等)200,000
記録商品(写真・ビデオ等)400,000
料理 1,085,000
飲物 280,000
引き出物 294,000
その他 80,000

ここからが分析です

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上記は70名の婚礼で費用は3,929,000円、客単価56,128円の標準的な最終見積りをサンプルとしてご用意しました。実際にはもっと細かく商品がラインナップされ、加えてこれらの費用に税金サービス料が加算されます。この見積を参考に後日会場を訪ねた時に出される初期見積と比較頂き、廉価に記載されている項目が有れば、商品内容を確認するためのガイドとお考え下さい。ここでは各項目の解説とチェックポイントをご説明します。

【挙式会場費・披露宴会場費】

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注目は「挙式会場費」この費用には挙式の施行料金も含まれており、会場に依ってその予算が10万円から30万円と大きく異なります。この「挙式会場費」がステータス指標の1つと考えて良いでしょう。サンプルの様に20万円前後の料金設定をしている会場はかなり上位に位置する為、客単価は56,000円~60,000円程度が見込めます。

また施設費や設備費は原則的にアップもダウンはしませんが、会場の戦略として「〇〇プラン」等の名目で値引き対象にするケースが見受けられます。設備の中には音響設備、AV設備等もあり、個別に費用が計上される式場もあります。

【装花・衣装・美容】

装花・衣装は比較的廉価な商品を初期見積に入れるケースが多いですね。装花はグレードアップの検討と、プレゼント用の「花束」を勧められるケースが見受けられます。直営の衣装室を持つ式場は衣装のサービス提供を売りとしているケースを見かけます。美容はオプション商品(メイクリハ、エステ等)が外れているケースが多いので、婚礼準備の美容をよく調べる事をお奨めします。

【演出と映像系】

この映像商品は初期見積で外す式場や極端な廉価商品を並べているケースが多い様なので、要注意です。この2商品はカメラマンの人数と納品物で料金が変わるものですが、初期見積で載せる式場では、「ワンマン撮影」の「挙式のみ」の、最低料金が載せられるケースが多く見受けられます。スナップ写真も動画収録も主力商品は各15万円~20万円商品です。映像商品には放映用に作られる「撮って出し」と言われる、撮影直後の映像を編集して放映する「エンデドグロール」や、プロフィール紹介映像など等が加わり、結構な金額になります。この辺は初期見積の確認事項です。

【お料理、お飲物】

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次に料理から引き出物にかかる165万9千円がゲストにかかる費用になります。このモデル見積ではゲスト1人にかかるF&B(料理.飲物)引き出物は23,700円です。ご祝儀の際に触れた平均単価25,000円より若干低めのF&B+引き出物になります。アラカルトでオリジナルメニューを決めるような会場では、料理単価をある程度の幅を以て決めておく必要があります。初期見積からランクアップを勧められるFB関連の商品は、オリジナルケーキ、デザートヴッフェ、オードブルや寿司のヴっフェ。飲物は居酒屋でやられる様に飲み放題のランクアップ「日本酒+焼酎付スペシャル飲み放題」「乾杯用にドンペリ」等、付帯的に種類を増やす方法が多い様です。見積にはお子様等にランチプレートも細かに出されます。また、今では「アレルギー対応」も常識となっていますが、一応「確認」していた方が良いと思います

費用対策(全額前金制度と短期借入)

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ところで自己資金はどのように用意されているのでしょうか?重複するアンケート調査に依るデータを見ますと

自己資金80%

ご祝儀 70%

親の援助 60%

借入   3%

要するに結婚式を挙げる大半は、ご祝儀収入や親の助けを得ながらでも「自己資金を準備」した上で、結婚式の準備に入るようです。式場によっては銀行とタイアップして「ブライダルローン」等を勧められるケースもありますが、お金の事は計画的にご準備されると良いかと思います。

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さてそんな中、あまり知られていない事に、「自己資金があっても借り入れは必要」とする場合があります。「エッ」と思われる方もいると思われますが、結婚式場への支払いは原則「全額前金」となっている式場が多くあります。つまりご祝儀収入のない婚礼当日前の時点で、その費用全額を支払わなければなりません。勿論全額を自己資金で進められる方は問題ありませんが、費用の一部をご祝儀とお考えの方には、金額の大小を問わず一時金の調達が必要になります。

ここで利用を考えたいローンが「一定期間無利子」のローン

あるカードローン会社では借り入れ翌日から「30日間無利子」をうたっておりますし、ある地方銀行では「結婚式費用立替プラン」が用意され、「最大3か月無利子」での融資が受けられます。この借り入れは無利子期間に返済しないと高額の利子が付くローンもあるので、ここで融資を受ける費用は「一括即金返済」が見込める「ご祝儀分」だけにしてください。尚「ブライダルローン」をお考えの方は 「ブライダルローンと借り入れ」で詳しく解説します。

如何ですか?

イメージ通りの披露宴会場に挙式場、そして概算予算が出来上がったらいよいよ会場探しの段階に入ります。

尚、特別のこだわりをお持ちの方は、そのこだわりが「最優先」される物ですので、そのこだわりを叶えてくれる会場に特化して会場をお探しください

それでは「会場探し」へお進みください



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